※以下は2022年10月19日に投稿した記事をこのサイトに移行したものです。
日本で予約していた寝台列車に乗り、バンコクからチェンマイへ一人約1000B(約4,000円)で移動しました。
初の寝台列車でしたが、思った以上の快適さと安心感でまた乗りたいくらいです。
18:10バンコク駅発ー翌7:10チェンマイ着SPECIAL EXPRESS CNRの2等車についてレビューします。
予約の方法についてはこちらをご参照ください。
寝台列車でバンコクからチェンマイへ【新型車両2等車レビュー】
車内設備
客室
CNRは新型車両と思っていたのに外観が古い…?間違えたかな?
と思っていましたが、車内は明るく清潔感があります。
座席は通路の両側にベンチが2つ向き合うように設置されています。
一人分のベンチは幅、奥行きともに余裕がありゆったりと座れます。
乗車してしばらくするとチケットの確認と一人一本水(300ml)の配給。
知らない人と向き合って座るのは気まずくないかと思っていましたが、車内は就寝時以外もほとんどの人が無言で静か。
出発の約1時間後にはベッドメイクが始まり、各々のベッドに入りカーテンも閉めてしまいます。
なので、知らない人と向き合うことになっても平気でした。
また、エアコンがよく効いていて体が冷えるのでウルトラライトダウンを常時着ていました。
他の乗客もダウンまで行かなくても羽織りものを着て過ごしていました。
あと、地味によかったのが車内モニターで現在地や気温などを確認できたことです。
荷物置き場
リュックやスーツケースを置くための荷物置き場があると思っていたら見当たらず、ひとまず自分のベンチに。
すると、ベッドメイク時に大きな荷物は自分の座席の下に入れるということがわかりました。
約60Lのバックパックや小さめのキャリーケースも問題なくすっぽり入ります。
座席の下も汚れなどなく綺麗で、抵抗ありませんでした。
防犯面でもあまり心配なさそうだったので、パックセーフはかけませんでした。
また、それほど大きくない荷物(手回品)はベッドに持ち込むことができます。
水回り
同じ車両にトイレ3つ、手洗い場2つがあり、客室と水回りはドアで区切られています。
どちらも、列車の水回りとしては綺麗でホッとしました。
トイレに行ったり、歯磨きをしたりと普通に利用できました。
ちなみに、このエリアを探索中にちょこっとした荷物置きスペースを見つけましたが、自分の座席の下に置くことができ勝手も良いので使うことはないなと思いました。
寝心地など
私は上段を予約していたので、ベッドメイク後から上の自分のスペースで過ごしました。
薄手のマットレスと枕には清潔なシーツ・カバーを掛けてくれ、タオルケットもクリーニング後のもののようです。
頭の方にはコンセント、読書灯、ちょっとした小物入れがあります。
足元の方には何かかけられるようなフックがあります。
下段にも同じものが備わっていました。自分のスペースに欲しいものは全部揃っていてカプセルホテルのようなイメージ。
ただし上段は下段に比べて幅が狭く、157cmで若干小柄な私が横にリュックを置いくと、不用意に寝返りを打つと落ちるかなという感じでした。
のちに気づくのですが、上段の乗客は列車上部の荷物おきに手回品を置くことも可能でした。
そうすることで寝るスペースを少し広く確保することもできます。
上段941Bは下段は1041Bと、下段の方が100B安く、その差はベッドの幅の違いだと感じました。
幅に余裕を持って寝たい場合は、下段を予約するのがおすすめです。
下段には窓があり、外を眺められるというのもメリットだと思います。
また、ベッドメイク後や真夜中であっても列車内の明かりはつきっぱなし。
カーテンも隙間なくピッタリとは閉めることができません。
明かりがあると眠れないという方はアイマスクがあると良いかもしれません。
ちなみに私は列車乗車時から既に眠くうとうとしていると一番にベッドメイクしてもらえ、ベッドに入るとすぐ寝ていました。
下の固さも問題なく、寒かった冷房もカーテンで遮られることで和らぎ、他の乗客の視線が気になることもなくぐっすりでした。
電車の揺れで何度か目を覚ましますが、当然だと思っていたのでストレスはありませんでした。
上段は窓がありませんが、到着1時間前の6時頃にはベッドを片付けて普通の座席になったのでその時に眺めを楽しむことができました。
遅延は?
バンコクからの出発、チェンマイへの到着ともに時間通りでした。
寝ている間、途中の駅で長めに停車している様子もあったのでそういったところで調整できるのかもしれません。
また、バンコク駅に列車が到着するのは出発の1時間ちょっと前。
清掃やシーツの積み込みなどの準備中も乗り込み可能でした。
おわりに
とても楽しい寝台列車の旅でした。
この記事が寝台列車を検討中の方、ご利用予定の方の参考になればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。良い旅を!