タイ

ワット・ドイステープで瞑想体験【チェンマイ】

※以下は2022年11月7日投稿の記事を当サイトに移行したものです。

Vipassana Meditation(瞑想の一種)を体験できるお寺が、チェンマイにはいくつかあります。

チェンマイ旧市街からほど近い「ワットウモーン(Wat Umong)」や「ワットラムプーン(Wat Ram Poeng)」、観光名所として有名な「ワットドイステープ(Wat Doi Suthep)」です。

先日散策して雰囲気が良かったワットウモーンやワットラムプーンも候補でしたが、日程の都合が良かったのでワットドイステープで4日間の修行をしてきました。

※いずれも事前の申し込みが必要とのこと。

ワット・ドイステープで瞑想体験【チェンマイ】

行き方、準備物、感想(施設や食事について)、帰り方について順にご紹介します。

ドイステープで瞑想体験を検討中の方の参考になればと思います。

行き方

一番安い方法で行きたかったので、旧市街のチャンプアック門近くのソンテウ乗り場の乗合ソンテウを利用。

こちらからドイステープまでは、最低10人の催行一人60Bと看板に書かれています。

しかし10数分経っても6人しか揃わず、交渉の結果6人乗合一人100Bで行くことに。

旧市街を歩いている時に二人チャーターで一人150Bと声を掛けられたので、それでも良かったかなと思いました。

ソンテウでの移動は山道も含めて30分ほど。

山道はカーブが多いので、酔いやすい方は酔い止めのご準備を

ソンテウを降りてからは、向かって左から「ドイステープへの階段」「ケーブルカー入口」「メディテーションセンターへの近道」があります。

階段の道は何段も苦労して登るのに、そこから下ってセンターへ行きます。

荷物が多いとかなりきついので、断然近道がおすすめです!

(私たちは行きは階段を選んでしまい、大変でした…。)

準備物

メディテーションセンターに行くまでに用意したのは以下の通り。

◎瞑想ユニフォーム(白い服)
◎トイレットペーパー
◎虫除けグッズ
◎バスグッズ
◎防寒グッズ(白色系)
○ナッツとコーヒー(空腹時用)

順に説明します。

瞑想ユニフォーム

こちらは必須です。

特に受付でチェックされることはなかったのですが、白くて袖があることが条件です。

上は半袖でも長袖でも可。下は膝下ならフルレングスでもアンクル丈でも可。

私たちは、ターペー門近くの服屋さんで一着200Bで購入。

品数が多いのはワローロット市場です。

手持ちの服と合わせて、2セット用意していきました。

2022年11月現在は、センターでの貸し出しや購入は不可能だったので必ず事前に準備しましょう。

トイレットペーパー

こちらは、HPや案内メールに明記されていませんでしたがセンターのトイレにトイレットペーパーはないので準備していきましょう!

買うのを忘れた場合は、センターの受付で販売しているのでそちらで購入も可能です。

虫除けグッズ

肌に吹き付けるタイプと部屋にシュッとするタイプを持参しましたが、どちらも必須!

私は1日目の夜にシュッとし忘れ、2日目の朝部屋の中がアリだらけで驚きました…。

大きい虫には悩まされませんでしたが、蟻の大量発生防止・蚊除けに準備しましょう。

バスグッズ

宿泊棟にシャワーがあるのですが、シャンプーやボディーソープは備わっていません。

また、シャワー室には荷物を置く場所や掛ける場所がないことも。(場所による)

S字フックや持ち込み用ビニール袋があると便利です!

防寒グッズ

標高の1000m以上の山の上なので、チェンマイの街とは気温が違います。

11月上旬で朝夕夜を半袖で過ごすにはかなりの気合が必要。

昼の11時から13時辺りは日が当たって少し暖かい程度です。

風邪を引かないためにも、白いストールもしくは白系の羽織物を持っておきましょう。

私たちがいた間の周りの様子だと、ライトグレーくらいならギリギリセーフかなという感じでした。

ちなみに私は、宿泊等からの移動時、夜間の瞑想時、就寝時などにウルトラライトダウンを着ていました。

夏場でも薄い羽織があると良いかもしれません。

ナッツとコーヒー(空腹時用)

センターにいる間の食事は朝と昼の2回で、午後から固形物を食べてはいけません

そこで、午前中の間食用にナッツのお菓子、午後の空腹対策でスティックタイプのインスタントコーヒーを準備。

足りるかどうか不安でしたが、瞑想中はそこまで体力を使わず朝と昼の食事の量も十分にあったのでそこまで必要ありませんでした。

お守り程度に準備しておくと良いと思います。

感想(施設や食事について)

センターには瞑想ホールや受付・食堂・講和室があり、いずれも24時間利用可能。(ランドリールームに洗濯機がありましたが使われているかは不明。)

特に監視があるわけではなく、自分のペースで練習できるのがとても良かったです。

食事も朝は麺類(焼きそば・パッタイ・スープありのヌードル)、昼はお米+3種のおかず(野菜の炒め物・煮物・カレーなど)+スナックとベジタリアンフードですがボリューム十分、味も美味しく楽しい時間でした!

またセンターの周りには2階たての宿泊棟が4棟あり、各階に部屋が5つ・トイレ3つ・温水シャワー1つ・冷水シャワー1つ・手洗い場3つ備わっています。

メディテーターには一人一部屋与えられるので、そこで就寝、身の回りのこと、人によっては瞑想などを行います。

部屋にはシンプルなベッドに枕と毛布2〜3枚、ドアや窓には網戸・カーテンつき。

ただし、ベッド以外の標準装備にはバラつきがあり在室中に鍵がかからない、カーテンがないなど様々。ここはご愛嬌と思い、割り切りました。

それから、シャワーは温水が出ますがちょっとぬるかったり、シャワー室の窓が半分割れていたりなので昼間の暖かい時間がおすすめ

色々と記してきましたが、メディテーター(瞑想参加者)一人一人が規則を守り、節度をもって利用しているためセンター周辺は気持ちよく落ち着いて過ごせます。

これが居心地の良さの大きな要因の一つだと思います。

帰り方

ドイステープからの帰りはより人が集まりにくいので、一緒に退所する人たちとソンテウを捕まえるのがおすすめ。

私たちもクロージングセレモニーの後お誘いを受け、結局3人でチャーターし一人150Bで宿の近くまで帰りました。

おわりに

4日間という短い期間でしたが、素敵な環境でとても貴重な経験ができました。

これが寄付だけで運営されているとは。

私たちも多くはありませんが最後に寄付をして帰りました。

みなさまも準備を整え、是非Vipassanaコースに参加してみてください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。良い旅を!