プーンヒルトレッキングを諦め、個人でダンプストレッキングへ行ってきました。
今回歩いたエリアはガイド必須エリアではないため、気ままに歩いて楽しむことができました。
その時(2023年4月)の様子をご紹介します。
ダンプス1泊2日トレッキング【旅行記】
ルート
プーンヒルの件で旅行代理店でいろいろと話をしている中で、ダンプスハイキングのモデルルートも教えてもらっていました。
スタートはKandeで、オーストラリアンキャンプ→ダンプスと歩きPhediでゴールが1日で可能とのこと。
私たちはせっかくなのでダンプスで一泊、体力の様子を見て寄り道して帰るというゆるっとした予定を立てました。
バスでスタート地点へ
まずはKandeという場所にあるオーストラリアンキャンプハイキングのスタートポイントへ向かいます。
ポカラから約30kmあるのでローカルの路線バスを乗り継ぐ作戦です。
宿の近くのバス停から「Kande」に行くか尋ねて乗り継いだ結果、2本でスタートポイントに行くことができました。
①ゼロへ
ホテルはフェワ湖の東岸から東に伸びるPhewa Margaという道沿い。
7時前に宿を出ました。
看板などはありませんが普段から人がバスの乗り降りをしているバス停らしき場所に向かいます。
待ち始めて3分ほどでバスが来たので尋ねてみると「Kandeには行かないけどゼロまでは行く。」とのこと。
正直ゼロがどこなのか分かりませんでしたが途中までは行けるようなので乗ってみることに。
すると程なくしてゼロに到着。
降りる時に角を曲がったところにあるバス停で乗り換えるよう教えてくれました。(写真は降りた場所から交差点を左折して振り返ったところ。)
料金は25Rs/人で、乗車して5分足らずで到着しました。
距離の割に運賃が高い気がしましたが、情報もくれたのでよし!
②カンデへ
言われた方向へ進んでいると、確かに人が待っていてバス停っぽい場所がありました。
ここで「Kande」に行くバス探しを始めると、タイミングよく直行便バスが来ました。
1本目のバスでもう2本ほど乗り換えると言われた(気がした)のでラッキーです。
1時間半ほどバスに揺られ、終点のKande(オーストラリアンキャンプトレイルのスタートポイント)に到着。
運賃は125Rs/人で、最後の方に回収されました。
ゼロ付近で出会ったジープドライバーさんからジープなら3000Rs、ツーリスト用バスなら300Rs/人と聞いたので、時間はかかりましたが随分安く来れました。
1日目
1日目はダンプスに向かい、そこで一泊を目標に歩き出しました。
オーストラリアンキャンプへ
バスを降りると食堂や土産物屋があり、「お茶どう?」「チベットのアクセサリー、見るだけ!」など言いつつスタートポイントを教えてくれます。
わかりやすく看板もありました。
この看板の少し先にトイレを見つけ、お店の人に言って20Rs/回で使わせてもらってから登り始めます!
登り始めが9時ごろ。
最初は民家などがあり楽しくハイキングしていたのですが、永遠続く石の階段に疲れてきました。
すれ違う人に励まされながら1時間半ほどでオーストラリアンキャンプに到着。
ここはキャンプ場や宿件レストランが数件あるだけですぐ村の端まで来てしまいました。
ちょっとご褒美が欲しかったので、少し引き返し「Hotel Gurans」という宿に寄り道してティー休憩。
少し座って、糖分をとって元気が出てきたのでダンプスを目指し再出発です。
ダンプスへ
休憩のおかげで足取りが軽くなりました。
オーストラリアンキャンプを出てすぐ左に上り道、右に下り道が。
上りはPothanaという丘に向かう道で、ここを経由してもダンプスへ行けますが私たちはそのままダンプスに向かう下り道を選択。
オーストラリアンキャンプまでの道よりも緩やかで気楽に歩けます。
そして1時間ほどでダンプスに到着!
ダンプスはオーストラリアンキャンプよりも範囲が広く、「Welcome to Dhampus」の看板が見えてから3kmほど道沿いに宿や商店、民家が続きます。
宿がある通りを少し歩いてみて、本日の宿を『Hotel Panorama Dhampus』に決定!
通りから見てバストイレ共用の宿が多そうだったのですが、こちらは部屋に専用バストイレ付きでタオルもあり。
本当なら部屋の窓からマチャプチャレが見えるそうですが、この時は生憎ノービュー。
空の状態が悪いのはネパールに来てずっとだったので仕方ありません!
荷物を下ろして宿のレストランでランチタイム。
山のご飯は高いかと思いましたがベジダルバートが500Rs弱な上ほっとする美味しさでした。
この後は村をのんびり散策したり、シャワーのお湯に感動したりして過ごし、夜も宿のレストランで食べて就寝しました。
2日目
1日目の疲れもすっかり取れ、まだまだ歩きたい気分。
未定だった2日目のコースは、ダンプスからサランコットへ行き、そのまま徒歩でポカラの宿に戻ることに。
ダンプスの朝
夜の寒さ対策をしていましたがそれほど気温も下がらず、部屋の中は暖かかったのでよく眠れました。
朝起きて、空がよくなっていることを少しだけ期待しましたが全くだめでした。
それでも爽やかな気持ちだったので少し散歩し、宿に戻って朝ごはん。
気さくなオーナーさん、美味しいごはん、ゆったり過ごせる共用スペースと良いところがたくさんの宿でした。
サランコットへ
急に端折りますが、ダンプスから大通りのDhikur Pokhari辺りまでは村の様子を見ながら山道をとても楽しくハイキング。
途中で長い吊り橋も。
ダンプスを9時に出て、2時間ほどで大通りに到着しました。(旅行代理店で聞いた日帰りプランも無理ではなさそう。)
道沿いにあるカフェで一息して、サランコットへ向けて再出発!
ここからは舗装された歩きやすい道を民家や田畑を見ながら約10km程。
途中のKaskikotという村で昼ごはん休憩も挟んで。
15時ごろようやくサランコットに到着しました。
もちろんここでも景色は霞んだ大気に阻まれていましたがアイスを食べたり、少し散策して楽しみました。
さて、一番大変だったのは実はここから。
サランコット→湖
サランコットまでは迷うような箇所もなく歩きやすい道だったのですが、サランコットからポカラ湖までの遊歩道では途中で看板を見落として遠回りしてしまいました。
遊歩道と書きましたが、時々看板があるのみ。
一見広くて歩きやすそうな道でも進んでいくと未舗装のとても歩きにくい道になってしまいます。
サランコットの丘からはずっと下りなので引き返すのも大変で間違ったと気づいてからも突き進んでしまいました。
結局ポカラ湖に着いたのは7時ごろ、たくさん歩いてお腹いっぱい。
この日は気持ちの良い疲労感に包まれてぐっすり眠りました。
終わりに
サランコットからの道中はペワ湖がずっと見えているのになかなか辿り着かず大変でしたが、途中から可愛く賢いわんちゃんが旅の道連れになってくれて楽しくもありました。
景色を楽しみながら休憩をたくさん取り、マイペースに歩いた2日間は良い思い出です。
次は空気が澄んだ季節にネパールを訪れてハイキングをしたいです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。