お寺とカオソーイと犬猫
寝台列車でチェンマイに到着し、宿に荷物を預けて朝ごはんを食べ元気いっぱいのわたしたちは早速旧市街の散策を始める。
チェンマイにはゆっくり滞在する予定なので、特に目的を決めずお堀の周りを歩き始める。
旧市街のお堀の周りを走っている赤い相乗りタクシーは観光客や地元の方の足になっているようだ。
(お堀の内側にはよく観光客をターゲットにしたトゥクトゥクが走っていることや、ところどころに路線バスの看板があることにも後に気づいた。)
歩き始めてすぐ、屋根や壁や柱に赤青緑色が用いられ、ほとんどすべてが金色で装飾された寺院を見つけた。
お昼前の敷地内は人気はないが掃除が行き届いている。
「地図は見てなかったのにいきなりすごいところについたね!」と小声で話しながら寺院を見てまわる。
きらきらのお寺に満足して散策を再開すると、またお寺。
さらに道を挟んだところにひと際大きいお寺が見えている。
一つ一つよく観たいのに急なお寺ラッシュに驚きながら寺院を見て回る。

到着して間もないのに、自然が近く静かでゆったりとしたチェンマイの雰囲気に居心地の良さを感じていた。
さらに歩いているといい雰囲気の飲食店・カフェ・雑貨屋さんがたくさんみつかる。
野菜や果物がたくさん入った45Bahtのスムージーを飲んで一息つく。
これからここで穏やかな日々を過ごせるのだと思うとすごくうれしくなる。
そのあとはゆったり散策して、宿近くにお手頃価格でいろんなタイ料理を提供するレストランを見つけて入った。
ガパオライスとカオソーイを食べて95Bahtだった。
そして数日の間お世話になる、一泊270Bahtの宿にチェックイン。
部屋は窓無しエアコン付きで2段ベッドがあり、トイレとシャワーは共用だがどこもきちんと清掃されている。
荷物を整えたりシャワーを済ませたりして、揺れないベッドでぐっすり眠る。

翌朝、宿泊に朝食もついていたので一階のレセプション兼共用テラスに降りていく。
宿の方と挨拶して程なくすると盛り盛りの朝食プレートやオレンジジュースが運ばれてきた。
この宿はオーナー家族3人がメインで運営している様子で、どなたも感じよく温かく対応してくれる。
さらにテラス階にはフリーの冷たい飲料水やちょっとしたお菓子、セルフコーヒーのコーナーもある。
想像以上に素敵で快適な宿を引き当てられ、当面の暮らしに心配はなさそうで安心する。
ここを拠点にのんびりまち歩きしつつ、チェンマイラム病院で2回目の狂犬病ワクチンの接種を済ませた。
そのほかに、歩いているときに見つけたヨガクラスに参加した。
何も知らずに行くと日本人先生による陰ヨガのクラスで、しばらくぶりのわたしたち以外との日本語の会話にほっとする。
カフェの屋上で心地よい風や音を感じながら行う静かな陰ヨガで、バンコクからの腰痛が治った。
お土産屋さんでポストカードを買い、日本にポストカードも出した。
そして食事の面では到着日に初めて食べたカオソーイ、タイ北部のカレー麺がとても好みに合い、以降いろいろなお店で食べ比べた。

ココナッツミルクの風味やチリの辛み、柔らかく煮込まれた肉、茹で麵と揚げ麺の食感の違い、どれをとっても美味しく、薬味を加えて味を変えつつ食べる楽しみもあった。
またその辺を歩いていると店先・屋台先などに寛ぐ犬猫の姿がチェンマイでもたくさん見られた。
チェンマイは癒し要素に事欠かないところである。
数日この宿に滞在して唯一見つけた難点は、手洗いした洗濯物が窓無しの小さな部屋では乾いてくれないことだった。
近場のコインランドリーで数日分をまとめて選択乾燥する必要があったが、洗濯待ちしながらタイティーを飲む時間も悪くなかった。

